仕事しても評価されない、という話
会社の同僚より仕事をしている自負があるのに、なぜか昇進は抜かれてしまう。
勉強だってしているし、志も高く持っている。プロジェクトだってちゃんと回してる。納期だって守ってる。
なのに
トラブルばっかりで、内部の事務処理は滞ってて、言ってることはワケわかんないようなやつのほうが、階級が上で、
できないことは他人頼み、志は低くて、できることしかやらない保守的なやつのほうが階級が上で、
なんで?
彼らとおなじグループになってから、その事がずーっと、コンプレックスになっている。
なんで自分は評価されないのかな?と考えたときに、思い返してみると、私は一度も、評価時の査定シートで自分を良く書いたことがなかった。
仕事は真面目にやってるけど、そんなことくらいは誰でもできて誰でもやって当たり前で、評価されるべきことではない、と考えていた。もっと上の事ができてはじめて、評価にマルをつけるものだと思っていた。
しかし、私より上の階級の人を見ても、そんなに大したことしてる人はいない。
もしかして、みんな、自分の事もっと高く評価してシートを提出しているのかも。
良く考えてみれば、上司は何人も部下を抱えて、一人一人ちゃんと見てるはずがない。だから、部下が申告してきた内容で評価する。
思い返してみれば、上司のコメント欄に「本人の申告通り」となっていたのがいい例だ。
真面目に仕事をしていればきっと見てくれている、というのは、幻想だ。
自己アピールできたやつが勝つ。
本人の申告を判定するのは上司で、他人なのだ。私の努力など、知るよしもない。
知らないやつには、知らせないと行けない。
知らせるためのただひとつの方法が査定シートなのだ。